言葉は思惑を含んで

先行きが不明瞭だと色んな人に色んなアドバイスをもらいたくなって話を聞くんだけど、自分からも吐き出していかないと容量オーバーで結局自分がどうしたいのか何を考えているのかわからなくなってしまう。

大事なことというのは、アドバイスと銘打って与えられるんじゃなくて、日常に埋もれていて一度聞いたくらいじゃ流してしまうような何気ない言葉のほうに隠されているんじゃないかとか。

それから、自分の経験に即して何かを誰かに言うとすると、失敗しないために転ばぬ先の杖を授けたくなってしまう人が多いのかなぁ。意識的にしていることじゃないこともあるだろうけれど。そもそも失敗って何だ、って話もあるけれど。

色んな経験を積んだ人からは、「(とりあえず)やってみないと」って言葉を聞くことが多かったような。こう言われてしまったら自分で選んで学んでいくしかないけれど、工夫が加えられるし、そこで個性がにじみ出てきて差(異)になったりするのか。
うーん、まぁ、そのほうが後悔もないでしょう。


就職活動でたとえてみれば。あくまでも、たとえ話だけど。
年の近い先輩たちは、自分がしてよかったこと、役に立ったことを教えてくれる。直接的な、エントリーシートの書き方だとか面接のコツとか。もちろん知りたいことではあるし、それに不満がある訳じゃ決してない。実際に有益だし。
それでも、その活動を通じて何を考えたかとかどのように変わっていったかを聞いたほうが実は為になるのかな、と思ったり。

説明会の質疑応答でも言えることで。待遇とかやりがいについて聞くのもいいと思う。何を聞くかなんてそれぞれに任されていることだし、知っておいて損はないわけだから。でも私はそれよりもその時そこに立っている人がどんな人でどういう経験をしてきたかを聞いたほうがより頭の中が整理されたのかなって思う(今となっては)。



うん。頭の中が整理されるっていうのは重要。
なんか「この人と話してると冴えてくるんだよな」って人は大切にしないとなー。