本日のGoogleロゴがペローだったので思い入れを語るの巻
Googleの検索画面のロゴが日によって変わるの、知ってましたか?
今日、2016年1月12日のトップ画面ロゴが、「シャルル・ペロー生誕 388 周年」とのことで
眠れる森の美女、長靴を履いた猫、サンドリヨン(シンデレラ)の3種類となっているようです
こちらでそのイラストロゴが見られます! (グーグル公式のページです)
Charles Perrault’s 388th Birthday
ちなみに、このような記念日等にちなんで変化をつけたGoogleロゴのことをDoodleと呼ぶそうです!
Doodle(ドゥードゥルと読みます)は、祝日や記念日、有名な画家や先駆者、科学者の生誕などを祝うため、斬新で楽しく、また時には自由な手法で Google のロゴ マークをアレンジしたものです。
Google Doodles より引用
過去のDoodleも、ここにアーカイブされています! Google Doodles
話を戻して、シャルル・ペローです!
ディズニーアニメーションの「眠れる森の美女」が好きで、その流れでペローの本も読みました!
- 作者: シャルルペロー,Charles Perrault,新倉朗子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1982/07/16
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物語の雰囲気をより魅力的に表現されているように思えて好きです
童話としても、きれいごと過ぎず、脅しでもないペロー童話は
世間話のような面もあり、大人になってからでもおもしろいです
ところでペローの「眠れる森の美女」とディズニー映画のとでは、
いろいろな違いがあるのをご存じでしょうか?*1
そのひとつに、「七里の長靴(それをはくと一またぎで七里行ける長靴)」があります
「眠れる森の美女」のDoodleに描かれた羽の生えた靴はこれのことでしょう
この靴はディズニー映画には登場しません
姫が指を刺してしまったことを、遠い国にいた仙女(ディズニーでは三妖精にあたる)に、
ただちに知らせるために小人がこの靴を用いました*2
反対に、ペローになくてディズニーにあるのは、三妖精*3の存在です!
とにかくこの3人のキャラクターが好きで、もはやオーロラ姫より好きというくらい好きです*4
魔法を解禁して、掃除やケーキ作り、ドレス作りを行うシーンも
その1人であるフォーナが言う「(私は)ハッピーエンドに弱いの」というセリフも
好きで仕方がないです! 三妖精のキャラクターを生んだ人をめちゃくちゃちやほやしたいです
上の『ペロー童話集』には、Doodleになったお話以外のお話も収録されており、
その中では「まき毛のリケ」というお話が好きです
美しいけれど愚かな姫と、醜いけれど才智のある王子の愛の物語です
愛するものにあってはすべてが美しく、
愛するものはすべてひらめきを持つ。「まき毛のリケ」より引用
それから、同収録の「ろばの皮」は
ジャック ドゥミが監督し、カトリーヌ ドヌーヴが姫を演じた映画があります
ドヌーヴのお姫さまも、デルフィーヌ・セイリグの妖精もお手本のような貫禄があります
ファンタジックで意味不明なセットや演出が、いい味出てます*5
王子様を待つだけの夢見がちプリンセスに辟易している人には
パンケーキ*6に指輪を仕込んで王子に自分を見つけさせる、
この映画に出てくる姫の強かさをぜひ見てもらいたいですね*7
まだまだ語ろうと思えばいくらでも出てくるのですが、別の記事に書くことにして
この記事はこのあたりで終わろうと思います…… きりがないもの…… 笑
でも、あとひとつだけ!
「眠れる森の美女」の絵本は、なんといっても、エドマンド・デュラック!
ただ、デュラックの「眠れる森の美女」は残念ながら絶版なんですよね……
- 作者: 海野弘,マール社編集部
- 出版社/メーカー: マール社
- 発売日: 2011/11/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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- 作者: 平松洋
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/中経出版
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もっと有名になって(?)復刊してほしいです!
こんなに長くなるとは、自分でも予想外でした……
ペロー童話は、夢見がちでない(と自分で思っている)人にこそ読んでみてほしい童話です
*2:私はPerfumeファンなのですが、「スーパージェットシューズ」という曲を聞いたときに、
まっさきにこの靴を思い浮かべました いつからか何に接してもPerfumeに結びつけるくせが…笑
*3:フローラ、フォーナ、メリーウェザー
*4:実写版の三妖精にも期待していたのに、名前も変わってキャラ自体が違うようで残念でした
*5:特にドレスが〜! すごいから見て〜!
*6:映画では「愛のケーキ」
*7:お話の方は映画よりは教訓譚の色合いが強いです
*8:同じく絶版ですが「テンペスト」の絵もとってもきれいです というか選べないくらいどの絵も素敵です! 絵本というよりお話つき画集とでも呼びたいくらい!